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2017.06.24 かべいろブログ

なぜインクジェット壁紙(クロス)の生産企業が増えているのか?

なぜインクジェット壁紙の生産企業が増えているのか?

前回は理由1として、サイン業界の需要減と価格下落の話をした。

 

 

2つ目の理由は、参入障壁が下がったことにある。

要は簡単に「インクジェット壁紙メーカー」になれるようになった、ということ。

 

 

これはまさに印刷機の価格下落や性能アップに拠る所が大きい。

昔、15〜6年前だろうか。大判のインクジェット印刷機は住友3Mが販売していたもので、オペレーターマシンを含めるとシステム全体で2億近いプライスだった(スコッチプリントシステム)。なので当然導入出来る企業もそこそこ企業体力のある大手のみ。とてもじゃないけどそこいらの看板屋が導入出来る代物ではなかった。

 

 

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 (住友3M社製 スコッチプリンター)

 

 

そして当時の印刷はインクジェットではなく、静電プリント。これは紙に色の原料を静電気によって吸着させ、その紙をフィルムへ熱転写して印刷する、いわばアイロンプリントの要領で転写する技術だった。

 

当時はインクジェット印刷機もあったががまだ安定せず、印刷ムラもあったりするため綺麗な画質を得るにはどちらかというと静電方式の物の方がまだ分があった。

しかしながらその静電方式の印刷も、イメージとしては新聞の印刷のように網点を掛け合わせて行なわれており、当時見た時は「綺麗だなあ~~」と感心したものだったが、今考えるとまだまだ写真画質には程遠いクオリティだった。

 

 

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それが日進月歩の技術革新により、あれよあれよとインクジェットプリンターの価格下落、高性能化が進み、静電方式のプリンターは徐々に見なくなっていった。そして今では実に1/20程度の予算で静電方式をはるかにしのぐ大変綺麗な画質をインクジェットプリンターで簡単に得られる時代になった。

比較的安価に導入できて、しかも性能が上がっているからそこそこ簡単に綺麗な印刷が出来てしまう。今までの経験や勘などのヒューマンスキルをさほど必要とされない部分が大きく参入障壁を下げたように思う。

 

 

 

vol.3へ続く

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